- 1. 1)ドメインの役割と種類
- 1.1. 独自ドメインとサブドメイン
- 1.2. サブドメインのリスクを知っておこう!
- 2. 2)独自ドメインのメリット
- 2.1. 同じドメインを継続できるメリット
- 2.2. 信頼性が高まるメリット
- 2.3. SEO対策の効果を得るメリット
- 3. 3)独自ドメインの取得方法と費用
- 3.1. 取得方法
- 3.2. 取得の費用
- 3.3. 継続の費用
- 4. 4)独自ドメインのメリットを活かせるホームページ
- 4.1. 企業・店舗などビジネスとして使用するホームページ
- 4.2. サービスとつながっているホームページ
- 5. 5)独自ドメインの注意点
- 5.1. 保有期間に注意
- 5.2. 継続費用に注意
- 5.3. 所有者を確認しておく
- 6. 6)まとめ
1)ドメインの役割と種類
会社や店舗などのビジネスでホームページを運用する際、独自ドメインを用いることでどのようなメリット得ることができるのでしょうか?
まずは前提となるドメインやサブドメインについて確認しておきましょう。
独自ドメインとサブドメイン
独自ドメインのメリットを解説するためにはサブドメインについて知っておく必要があります。サブドメインとはホームページやブログを無料で簡単に作ることができるホームページビルダーや、レンタルサーバーから提供される文字列がすでに指定されているドメインのことです。
アドレスを登録する際に自分が作成したアドレスの後ろに提供元のドメインが付いているのが特徴です。
サブドメイン名の例
https://rs-factory.rental.jpの場合
https:// = スキーム
rs-factory. = サブドメイン
rental.jp = 提供元のドメイン
サブドメインに対して、他者のドメインを使用せず、自分だけが使用できるドメインを独自ドメインと呼んでいます。
独自ドメインの例
https://rs-factory.jpの場合
https:// = スキーム
rs-factory.jp = 独自ドメイン
サブドメインのリスクを知っておこう!
独自ドメインではそのアドレスの管理権限が自分にあります。対してサブドメインの管理権限は提供元のドメイン所有者が持っています。つまりサブドメインは別の所有者の管理の元ホームページを公開しており、ドメイン所有者の都合によって記載内容の制限や存続が決められてしまうという大きなデメリットがあります。
独自ドメインを使用してホームページを公開することで、内容や方針の制限を受けず、ホームページの閉鎖や移転によるリスクを回避することができます。
趣味や一時的な利用でサブドメインを利用したホームページを使うのであれば問題ありませんが、継続的なブログ公開や企業、店舗などのホームページを公開する場合は独自ドメインを取得したほうが制限とリスクを回避することができます。
2)独自ドメインのメリット
企業や店舗など、継続して使うホームページを作る際は独自ドメインを使用したほうが大きなメリットがあります。独自ドメインを使用すると、大きく分けて次のようなメリットを得ることができます。
独自ドメインで得られるメリット
・同じドメインを継続できる
・信頼性が高まる
・SEO対策の効果
この3つのメリットを得られることによって、ホームページを効果的に運用し、多くの人に継続して見てもらえる可能性を高めることができます。
同じドメインを継続できるメリット
企業や店舗運営、ビジネスとしてのホームページを運用していくのであればドメインを継続していくことが基本となります。サブドメインでホームページを運用していくということは他人の土地を借りて商売をしているようなものです。所有権を持っている人が貸し出しをやめてしまえば移転しなくてはなりません。そうなった場合、今まで使用していたドメインで積み上げてきた信頼やつながりが途切れてしまいます。
ドメインの変更で失うもの
・移転作業による時間と費用
・他のホームページやSNSで紹介されていたリンク
・検索エンジンからの信頼
・お客様からの信頼
独自ドメインを取得するということは、これらのリスクを回避し、ホームページを健全に運用する大きなメリットになります。
信頼性が高まるメリット
独自ドメインを使用することで自社のドメインを持っている信頼性を得ることができます。独自ドメインの取得、継続には費用がかかります。サブドメインは費用をかけずにホームページを作ることができますが、お客様の立場から見たとき、どちらの方が信頼性を感じることができるでしょうか?独自ドメインを使用することで一時的ではなく、ホームページを継続的に運用する印象を与えることもできます。
独自ドメインに使用する文字列には企業の名前や商品、サービスの意味を含めることができます。サブドメインで他者が運用するサービス上でホームページを公開するより、自社独自のドメインでホームページを公開したほうがお客さまや閲覧者の信頼性は高くなります。
SEO対策の効果を得るメリット
独自ドメインはSEO対策にも重要な役割を果たします。Googleなどの検索エンジンはホームページのドメインを継続していることで公開や更新している期間、アクセス数や閲覧時間などの情報でホームページを評価しています。関連するキーワードに対して評価の高いホームページほど検索結果で上位に表示されます。
Googleなどで関連するワードを入力して検索した際に上位に表示させるための対策をSEO対策とよびます。SEO対策は企業や店舗のホームページではお客様とつながるために重要な仕組みです。
サブドメインの変更によりアドレスの変更を余儀なくされた場合、ここまで得てきた検索エンジンからの評価も0からやり直しになってしまいます。
独自ドメインをしようすることでユーザーからも信頼されやすく、検索結果としても上位に表示されやすいというメリットを得ることができます。
3)独自ドメインの取得方法と費用
取得方法
独自ドメインの取得方法は「ドメイン管理会社」を通してドメインの取得を行います。ドメイン管理会社には専門のドメイン取得会社やレンタルサーバー運営会社などがあります。
ドメイン管理会社の例
・お名前.com
・XserverDomain
・MuuMuudimain
独自ドメインはドメイン管理会社に申請を行うことで取得することができますが、希望のドメインが必ず使用できるわけではありません。すでに使用されているドメインは使用することができません。ドメイン名でサービス業態や商品をアピールしやすいものは人気が高く既に使用されている可能性があります。
取得の費用
ドメインの取得費用は一律ではありません。人気があり需要の高いドメイン名程高い価格で取引されます。特にサービス業態や商品を表しやすいドメイン名は人気があります。
ドメインの取得はドメイン名を申請するというより、希望のドメイン名の保有権を購入すると考えたほうが分かりやすいでしょう。
ドメイン名の取得費用は0円~数千円が一般的ですが、高額なものは数万円以上するものもあります。
継続の費用
ドメインは取得して終わりではなく更新が必要になります。ドメインはもらうのではなくお金を払って借りるものと理解しておきましょう。ドメインの保有期間には期限が定められています。ドメインの保有を継続したければ契約を更新しなければなりません。更新を行わない場合、ドメインは使用できなくなります。
ドメインの更新費用は取得費用と同額ではありません。通常の相場は年間で千円~数千円程度ですが、ドメイン名の価値や契約期間によって違いがあります。
4)独自ドメインのメリットを活かせるホームページ
企業・店舗などビジネスとして使用するホームページ
企業・店舗などのホームページでは独自ドメインを使用したほうが良いと言えます。独自ドメインを使用していることで企業や店舗の信頼性やブランドイメージに関わります。独自ドメイン取得はそれほど高額な費用ではありません。ホームページの継続性を考えても独自ドメインを取得したほうがメリットは多いと言えます。
サービスとつながっているホームページ
ホームページ内で予約や問い合わせ、商品注文など実際のサービスとつながっているホームページは独自ドメインを使用したほうが良いと言えます。サブドメインの変更によってドメインが変更になってしまった場合、お客様とのつながりが途切れてしまい死活問題になってしまいます。ネット上だけでつながっていたお客様がいたとすればそのつながりを取り戻すのは簡単なことではありません。
ホームページ上に実際のサービスとつながる機能がある場合は独自ドメインの使用をおすすめします。
5)独自ドメインの注意点
保有期間に注意
独自ドメインでホームページを運用する際はドメインの保有期間に注意が必要です。更新手続きを忘れてしまうとホームページを公開できなくなるだけではなく、他の人にドメインを取られてしまう可能性があります。同じドメインを使用できなくなってしまった場合、ドメインによって得られていたユーザーとのつながりや検索エンジンからの信頼性も失ってしまいます。
多くのドメイン管理会社では保有期間が近づくとお知らせをしてくれます。しかし他のメールなどでお知らせが埋もれてしまって気が付かないということもあります。独自ドメインを持つということはドメインの管理責任を持つということでもあります。保有期間には注意しましょう。
継続費用に注意
ドメインを取得する際に0円~数十円など格安で取得できる場合があります。ドメインの取得費用が安くても更新費用が安いとは限りません。取得する際には継続していくことも考えて継続する費用も必ず確認しておくことが大切です。
数千円~数万円のドメインが並ぶ中で格安のドメインに出会った場合でも継続費用に注意しましょう。
所有者を確認しておく
ホームページ制作を依頼した際、制作会社がドメイン取得を代行してくれるケースがほとんどです。しかし、中には制作会社が保有するドメインを使用してホームページを立ち上げている場合があります。ドメインの所有権がないと継続やドメイン更新の手続きが行えません。ホームページ制作を依頼した際はドメインの所有権が誰になっているかを確認しましょう。
6)まとめ
独自ドメインを使用したホームページでは他者の都合に影響されず継続的に運用できるという大きなメリットがあります。独自ドメインを使用することでお客様からの信頼性向上と継続することでホームページを育てることになります。サブドメインを使用した場合のリスク回避もホームページを運営していくために大切なことです。ドメインの変更によってせっかくつながったお客様との関係が途切れてしまうこともあります。
企業や店舗など、ビジネスでホームページを利用する際は独自ドメインの方が継続性、信頼性、SEO対策の効果のメリット得ることができます。
ドメインの取得や管理についてはホームページ制作会社に依頼することもできます。手順や維持管理に不安がある場合は佐蔵ファクトリーへお気軽にご相談ください。