学校サイトの利用用途は多岐にわたります。
利用者も多く、分かりやすい設計と安全な運用が必要です。
学校サイトと言っても一般的には小学校・中学校・高校・専門学校・大学それぞれで目的や運用が若干ずつ変わってきます。
小学校向けホームページの用途 | 保護者向けの連絡ツールとして |
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中学校向けホームページの用途 | 保護者向け・部活動の報告など |
高校向けホームページ | 生徒募集・部活動や学部の成果報告・保護者向けコンテンツ |
専門・大学向けホームページ | 生徒募集・学部や研究などの成果報告・卒業生向けコンテンツ |
ごく一般的には上記の様な用途の差が見られます。
さらに私立の学校サイトの場合では学校の魅力を大きく発信し、より優秀・勤勉な生徒を募集したいという目的で利用されます。
場合によては厳し目の方針や教育理念なども打ち出す事で、入学・入園にふさわしくない生徒さんを篩にかけてしまうという場合もあります。
また、コロナ禍の今では緊急事態宣言が出た時にリモート授業を展開する目的で生徒専用のオンライン授業配信専用サイトなどを制作する事例もありました。先生方が自分で授業の内容や講義動画を録画したものをブログを書く要領で特設サイトにアップし、生徒さんは自宅からIDとパスワードで特設サイトにログインし、リモートで授業を受けるといった方法です。
セキュリティに気をつけながらwordpressを上手に利用する事でこの様な特設サイトも特別な独自プログラムの構築は不要となるため、比較的安価で制作・運用が実現できます。
私立高校のホームページの例となりますが、よくある学校サイトの構成は以下の様な形が多くあります。
上記の構成図は比較的情報の少ない高校をモデルとしていますが、それでも各部活動ページごとに活動ブログや大会の結果報告などをそれぞれの顧問の先生が更新したり、事務室からのお知らせを事務職員様が更新したり、各コース内のカリキュラムを担当の先生が更新したりなど、複数の先生方がそれぞれに担当している内容を更新していくという特徴があります。
更新を制作会社に都度都度依頼する方法ですと時間や費用がかかることが多く現実的な学校サイトではそのような運用方法は不向きと言えます。先生方が自分で更新が難しい高度な改修や大幅なコンテンツの差し替えなどは制作会社が行うとしても日々の更新は学校内の先生方で対応が可能になる様にwordpressでサイトを構築する事が多くなってきています。
ただし、この様に複数の先生方が更新するという特性上、セキュリティや更新権限の付与には気をつけて構築をする必要があります。
学校サイトの制作及び
運用における注意点
情報の整理と動線計画
学校サイトでは一般的な企業やお店のホームページに比べて多くのカテゴリ・多くの情報を掲載する事が多く、また、学校サイトに訪れるユーザーの目的も多岐にわたります。
学校サイトに訪問したユーザーがそれぞれに求めている情報・コンテンツにスムーズにたどり着けるような情報の整理及び動線の計画(レイアウト設計)がとても重要になります。
どれも重要なのでトップページガバナーだらけになってしまう傾向が多く、そうなってしまうと逆にどれも目立たなくなってしまいますので重要なバナーは3~4つ程度に収めましょう。
誰が何を更新するのかの
ユーザー設計を明確にする
wordpressサイトでは更新操作を行うユーザーを複数設定可能です。
全ての先生が同一のユーザーIDでログインをすると、他の先生が投稿した記事を誤って削除してしまったり、編集途中だった記事を未完成のまま公開にしてしまったりなどのトラブルも考えられます。
安全に運用するには制作時点で「誰が何の更新を行うのか」についてのユーザー設計を明確にし、それぞれのご担当者にIDパスワードを付与し、必要な範囲での操作だけが可能になる様に権限を付与していくことをお勧めいたします。
情報は常に新鮮なものに
弊社で運用を請け負っている学校サイトでは毎年発行している学校案内パンフレットの内容を反映してホームページ内の生徒さんの写真や行事報告などの更新を行っています。
近年ではほとんど見かけなくなってきましたが、修学旅行や文化祭・体育祭などの実施報告写真が何年も前のものだったり、生徒さんが写っている授業風景や制服紹介も明らかに数年以上前のものだったりと、更新されていないコンテンツは逆効果となりますので、必ず計画的に更新し常に新鮮な情報発信を心がけましょう。
セキュリティの強化
一般的には生徒さんの個人情報などが学校サイト内から流出する様な事はありませんが、学校で使用している独自サーバーなどで生徒情報とホームページデータを一括運営している場合には厳重なセキュリティ対策が必須となります。そもそも、個人情報の保管とホームページの運用サーバーは別途用意した方が良いのでその様な運用はお勧めできません。
上記を前提とした上でもサーバー上でのセキュリティ対策及びwordpress内でのセキュリティ対策を強化し、万が一のためにバックアップも随時取得・保管することをお勧めいたします。
学校サイト制作の流れ
打合せ・ヒヤリング
まずは学校サイト制作及びリニューアルに至った背景や解決したい課題などを直接訪問まはたzoomミーティング などでお伺いいたします。その際は弊社が貴校の特徴を理解するために必要な資料や学校案内、学校サイトの運 用方法や更新ご担当者様などの計画もお聞かせください。
プランニング及びお見積もり提出
ヒヤリングでお伺いした内容をもとに、最適な学校サイトの構造を立案し、仕様や機能を検討した上で制作費用 のお見積書をご提示いたします。
正式ご発注・ご契約
構成表とお見積もり内容にご了承いただけましたら正式にご発注へと進みます。
ご契約方法は電子契約書または書面によるご契約書のどちらも対応可能です。
導線計画及びデザイン案作成
正式にご発注後、プランニングに基づいてトップページのデザイン及び主要コンテンツとなるページのデザイン案 を作成いたします。貴校の特色を大きく打ち出しながらも必要な情報の整理及び動線計画をもとに魅力的かつ分 かりやすいデザイン案の制作を行います。
プログラミング及びコンテンツ作成
デザイン案にご了承戴いた後、実際のブラウザでWebサイトが動作するようにプログラミング及びマークアップ 作業を開始します。同時に、素材としてご提供戴いた文章のリライトや編集、必要の際はプロカメラマンによる 写真撮影なども行いながら各ページに掲載するコンテンツを作成していきます。
テストアップ
一通りのページのプログラミングが完了した後、テスト環境にて最終確認を行います。
コンテンツ内容や動作に問題がないか、エントリーフォームのテスト送信なども行いながら御社も含めて確認と修
正を行います。
公開
テストアップが完了後、ご希望の日時にWebサイトを公開します。
ホームページ運用サポートのご解約がないお客様へも公開後1ヶ月間の動作保証期間を設けております。
万が一動作不具合が出た際の復旧や更新のサポートなどを1ヶ月間無償で行います。
複数の担当者が更新する学校サイトへのセキュリティ
独自のシステム開発費用を大幅に抑えられることや更新や管理の利便性からwordpressを使用した学校サイトがベーシックとなってきていますが、wordpressは世界中で多くのホームページに使用されており、世界で見ると1億サイト、日本内でもおよそ500万サイトがwordpressで作られていると言われています。
これだけの多くの利用者がいるwordpressではハッキングや改ざんの被害報告も多く寄せられています。学校の顔となるサイトの運用では、利用者・閲覧者数も一般的な企業よりも多いことが想定されますので可能な限り厳重なセキュリティを施し、安心・安全に運用するように心がけてください。
以下に代表的なセキュリティ項目をご紹介いたします。
ーサーバー上でのセキュリティ
- 国外IPアクセス制限設定
- XSS (クロスサイトスクリプティング)対策
- SQL (SQLインジェクション)対策
- ファイル (ファイル不正アクセス)対策
- メール (メールの不正送信)対策
- コマンド (コマンドアクセス/実行)対策
- PHP (PHP関数の脆弱性)対策
- サーバー内全領域のバックアップ
- SSL暗号化通信対応(必須)
- エラーログの取得
ーwordpressのセキュリティ対応
- wordpressバージョン最新化
- テーマ及びプラグイン各種の最新化
- 不正ログイン対応
- パスワードの複雑化
- ログインIDの非表示(?author=1への対策)
- ログインページ変更
- コメント機能停止またはスパム対策
- バックアップの定期取得
- 操作ログの取得
埼玉県内は訪問お打ち合わせが
可能です
下記エリアお客様からのホームページ制作ご相談の際は直接訪問によるお打ち合わせも可能です。
さいたま市(西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区)、川越市、熊谷市、川口市、行田市、所沢市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、富士見市、蓮田市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、日高市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、毛呂山町、越生町、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、宮代町、杉戸町、松伏町